


岩手県気仙地方には気仙大工による古民家が多数現存しており、建築的価値が認められています。しかし災害公営住宅の建設など被災者に直接関わることが優先され、古民家再生への支援は後回しにされています。これは仕方ない側面もありますが、一段落する数年後に再生計画を始めてもその頃には放置されていた古材は腐敗し手遅れとなってしまいます。そこで気仙大工によって建てられた古民家等の保護活動を行います。この活動は、津波により被災した地域に移築することで同じ気仙地方の歴史・文化の継承にもつながります。
なお、この活動は三井物産株式会社環境基金、公益社団法人企業メセナ協議会の助成を受けて活動しています。
2012.08.06-10 |
気仙大工は宮大工的な技能も持ち合わせており、民家にもその技を取り入れることで気仙地方独特の住宅となっていることから、大船渡市にある小松家住宅及び長安寺を8月6日~10日の5日間に簡易調査を行いました。 |
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2012.05.21-23 |
岩手県陸前高田市矢作町の的場・清水川地区は、気仙大工の手によってつくられた民家が多く残る集落であり、1983年に日本建築学会による古民家調査が行われている。これを比較資料として、2012年5月21~23日に同地区及び今泉地区の罹災調査を行いました。 また、気仙地方で最大の伽藍規模を誇る寺院の長安寺も見させて頂きました。 |
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