震災・復興支援活動
釜石漁師のみんなの家プロジェクト
津波による大きな被害を受けた岩手県釜石市新浜町に仮設で再開している水産加工組合があります。決して十分とは言えないスペースで営業などを行っており、魚連同士、魚連と住民、魚連と観光客等が交流できるコミュニティ施設がなく困っています。そこで「釜石漁師のみんなの家」を提供するとともに、将来的に水産業の発展や新たな雇用の創出を目指す仕組みを住民・漁業関係者らと一緒に考えていきます。
唐丹商店街再生プロジェクト
釜石市唐丹町の目抜き通りである唐丹商店街は震災の影響により大きな被害を受けました。現在計画中の災害復興公営住宅に面していることや、地区の文化・歴史を伝える「釜石桜祭り」の神輿や伝統芸能「虎舞」が行われることもあり、商店街の活気を取り戻す事は町を復興する上で重要です。そこで町会や商店街組合、住民、行政等と協力してコミュニティづくり、ひいては文化継承のための活動を行います。
気仙地方古民家再生プロジェクト
岩手県気仙地方には気仙大工による古民家が多数現存しており、建築的価値が認められています。しかし災害公営住宅の建設など被災者に直接関わることが優先され、古民家再生への支援は後回しにされています。これは仕方ない側面もありますが、一段落する数年後に再生計画を始めてもその頃には放置されていた古材は腐敗し手遅れとなってしまいます。そこで気仙大工によって建てられた古民家等の保護活動を行います。この活動は、津波により被災した地域に移築することで同じ気仙地方の歴史・文化の継承にもつながります。
南三陸町土ブロックプロジェクト
東日本大震災では、津波が大きな被害をもたらすと同時に塩害土という何も使えないものを残しました。何も残らない場所に、その土地の土を使って建物を建てることは地域の文化の継承になるとともに、処理に困っている塩害土の利用にもなることから南三陸町土ブロックプロジェクトを立ち上げました。
笑顔の再生「モバイル・すまいる」プロジェクト
津波の被害を受けた東北地方太平洋地域は建築をつくることができずにいます。圧倒的に仮設住宅が不足している中で、建築のカテゴリーに入らずフレキシブルな機能をもった移動可能な空間を提供しようと、トレーラーハウスをもとに開発する“笑顔の再生「モバイル・すまいる」プロジェクト”を立ち上げました。